2020総合カタログ
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材質96プラスチックパレットの材質・成形⽅法成形⽅法*再生プラスチックの定義(JIS Z 0106)使用済で、成形、加工材料として調整され、再⽣資源として利用できる熱可塑性プラスチック。*使⽤素材の定義(JIS Z 0606:2008)パレットに使用するプラスチックの素材は、再⽣資源として利用できるポリプロピレン、ポリエチレン、ABS 樹脂又はこれらと同等以上の品質をもつもの及び再⽣プラスチックとする。射出成形(Injection Molding)は、加熱溶融させた樹脂原料を⾦型内に射出注⼊し、冷却・固化させる事によって、成形品を得る方法。複雑な形状の製品を大量に⽣産するのに適し、成形加工の一大分野をなしている。射出成形の工程は大きく下記の6つに分けられる。*①型締め・②射出・③保圧・④冷却・⑤型開き・⑥製品の取出しポリプロピレン(PP)ポリエチレン(PE)リサイクル材(再生プラスチック)・使用済みのポリプロピレン(PP)・ポリエチレン(PE)製品をリサイクルして、再原料化した材質。・様々な製品からリサイクルしているため、特性上、品質・物性がブレ易く、原材料の⼊荷毎に物性検査を徹底する等、製品の品質安定化には管理を強化する必要がある。・様々な色相が混在することから、製品は殆どブラック系。・エチレンを重合することで得られ、重合条件により様々な種類のポリエチレンが作られる。・パレットに使用されるのは、高密度ポリエチレン(High Density Polyethylene・HDPE)で、密度は⽐較的軽く(0.94〜0.96g/cm3)PP同様に成形加工が容易。・PPと⽐較し剛性面で若⼲劣るが、ガラス転移点が-120℃と低いため冷凍環境下での耐衝撃性に優れ、冷凍倉庫ではポリエチレン製のパレットが使用される。・PP同様に、耐⽔性・耐薬品性に優れる。・密度が高いほど剛性は高くなるが、ストレスクラック(環境応⼒⻲裂)が⽣じやすくなる。ストレスクラックは界面活性剤の影響も受ける。・PP同様に接着剤では⼗分な接着強度を得ることができない。・PP同様に結晶性樹脂であり収縮率はPPよりも大きく、1.5~2.5%(15/1000~25/1000mm)。・プラスチックの中でも安価で、最も軽く(密度0.90〜0.91g/cm3)、成形加工が容易。・リサイクル性が高く、燃やしても有毒ガスが発⽣しないので、環境にも優しい性質。・パレットの原料として使用されるポリプロピレンは、プロピレンとエチレンとの共重合体で耐衝撃性を向上させたブロックコポリマー(ブロックPP)。・湿度(⽔分)の影響を殆ど受けないので、屋外で使用することもあるパレットには最適な材質。・薬品性が良好であるが故に、接着剤では⼗分な接着強度を得ることができない。・結晶性樹脂であるため収縮率は大きく、1.0~2.0%(10/1000~20/1000mm)となる。加熱溶融させた樹脂原料に発泡剤を混練して⾦型内に射出注⼊し、低倍率で発泡させた射出成形法。肉厚・肉薄等、構造上の融通が利くが、冷却効率が悪く成形時間が⻑くなる。また、表面に発泡によるスワールマークと称する模様が発⽣するので、一般の射出成形品に⽐べると外観が悪くなる。成形圧⼒が低く、型締⼒の小さな成形機で大きな成形品が成形できる。射出成形(国内では最も多くのプラスチックパレットがこの方法で⽣産されている)低発泡射出成形加熱溶融させた樹脂原料を⾦型内に射出注⼊し、保圧(高圧)のかわりに、窒素ガスを注⼊して製品内部から圧⼒を保持するしくみで、従来の成形の⽋点であったヒケ・ソリ等の発⽣を大幅に抑制できる。寸法精度の向上、軽量化、成形時間の短縮等の特⻑がある。成形圧⼒が低いので、型締⼒の小さな成形機で大きな成形品が成形できる。ガスアシスト成形

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