NPCパレットの3Rとは?
3Rとは、Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の3つのRの総称です。当社では以下のように3Rを推進しています。
リデュース
→省資源化、耐久性を高めて廃棄されるパレットを減らす。
リユース
→長期間繰り返し使えるパレットを提供する。
リサイクル
→破損したパレットをパレットの原料として再利用する。
当社の3Rパレットをご使用いただくことで、どのような環境負荷低減に繋がるのか、ご紹介します。
軽量化されたパレットを使用することで、プラスチックの使用量を削減できる

ご購入の際、より軽いパレットをご選択いただくことで、プラスチックの使用量が削減されます。
軽いパレットは使用状況によっては強度不足で使用できない場合もあります。しかし、当社では独自の成形技術ガスアシスト法により、軽量化と強度を両立しております。
例えば当社のパレットFA1111-3(ソリッド一体製品)と同じ強度を持つパレットAZFD1111Eは、ガスアシスト成形法により10%軽量化しております。

また、それ以外の製法のパレットにおいても解析技術を活用し、狙った強度で可能な限りの軽量化を図っております。
当社の輸出梱包用途の軽量パレットEXA1111(ソリッド一体製品)を、解析技術を駆使しさらに20%軽量化しました(Ei1111)。
荷崩れ防止措置を施した状態であればEXA1111と同じように平置き/段積み用途でご使用いただけます。
軽量化されたパレットを使用することで、トラック輸送時のCO2排出量を削減できる

軽量化されたパレットを使用することで、トラック輸送時の燃費が向上。
CO2排出量が削減されます。
リサイクル製品でも耐久性が高く、繰り返し使用できる

再生材から作られたリサイクルパレットを使用することは、CO2排出量削減になり、環境に優しい選択です。
しかし、再生材は物性が不安定で、バージン製品よりも耐久性が劣るというデメリットがあります。
そこで当社では再生材の受入検査を行い、一定基準を満たす材料をパレットの原料として使用しています。
このような取り組みにより、リサイクル製品であっても、耐久性の高いパレットを目指しております。
より耐久性の高いパレットをご使用いただくことで、長期間繰り返し使用でき、廃棄されるパレット量の削減に繋がります。
“ Pallet to Pallet ” で循環型社会に貢献できる。

近年、海洋プラスチック問題等によりプラスチック製品の不使用化が進んでおります。 しかし、プラスチックは循環する仕組みを構築する事で、資源循環型社会作りへ継続的に貢献ができます。
当社では破損などして使えなくなったプラスチックパレットを回収し、再生原料として再びプラスチックパレットを生産する“Pallet to Pallet”(パレットtoパレット)を推進しています。
また、プラスチックパレットは木製パレットと置き換わる事で森林資源の保護にも貢献しています。

プラスチックパレットは、水平リサイクルが可能な、サステナブルな物流資材です。 この度日本プラパレットでは、Pallet to Palletをさらに推進するために、オリジナルロゴマークを作成いたしました。
このロゴマークは、Pallet to Palletの取り組みにご賛同・ご協力いただけるお客様へ「パレットへの印刷」という形で提供させていただきます。
なお、リサイクルが不可能な当社SXシリーズへの印刷はご遠慮いただいております。 その他、印刷可能なパレットや回収方法について、詳しくはお問い合わせください。

回収したパレットから再生した原料を配合した場合、バージン材100%でパレットを生産するよりもCO2の排出量が削減されます。
例えば、パレットリサイクル原料を50%配合すると、約30%のCO2排出量削減になります。