そもそもパレットって何?
パレットとは…
主に工場や物流センター、倉庫などで使用する、荷物をまとめて輸送や保管する為の荷役台の事です。
パレットは物流効率の改善に役立ちます。近年では特に2024年問題の解消に役立つとして注目されています。
2024年問題とは…
働き方改革関連法により、2024年4月からトラックドライバーの年間時間外労働の上限が960時間に制限されることで、輸送能力が不足するなど、それによって生じる様々な問題を指す言葉です。その影響で物流の停滞が懸念されています。そこで、パレットを活用することで、今まで手で積んでいた荷物をフォークリフトで運ぶことができるため、荷役作業の時間を短縮させることができます。また、短縮した時間は、残業時間削減や搬送時間に充てることができます。
パレットの材質
パレットの材質は、木製、プラスチック製、金属製、ダンボール製など多岐に渡ります。
木製パレット
木製パレット
- 価格が安く、比較的軽くて積荷が滑らない、補修が簡単という特徴があります。
- 濡れると乾きにくく、腐食や臭い、虫やカビ等に注意が必要です。
- 国外へ輸出する際には各国の規定に基づく消毒、表示を行う必要があります。
プラスチック製パレット
プラスチック製パレット
- 射出成形により製造するため寸法・質量・強度が均一で安定していて軽量です。
- プラスチックなので着色の自由度が高く、水や薬品による腐食にも強く、洗浄も可能です。また、カビや虫が発生し難いため、衛生的です。
- 破損しても、粉砕して再度パレットにリサイクルでき、環境に優しい材質です。
金属製パレット
金属製パレット
- 強度や耐久性、造形の自在性が優れています。
- 重量が重く、比較的高価です。補修も困難です。
紙製パレット
紙製パレット
- 段ボール等で出来ていて、軽くて安価かつ強度も高いという特徴があります。
- 湿気や集中荷重に弱く、保管時には注意が必要です。長期間の使用には不向きです。
現在日本の市場で使用されているパレットのほとんどが木製品で、プラスチック製は約30%に過ぎません。しかし、物流システムの自動化が進む中、サイズや形状・品質が均一で耐久性の高いプラスチックパレット(=プラパレット)の需要は年々増えております。また、プラスチックはリサイクルが可能でゴミにならず、輸出時に必要な燻蒸処理も不要な省エネ・低コスト素材である点からも、さらにニーズの拡大が見込まれています。
日本プラパレットは何をしてる会社?
1971年より国産初のプラスチックパレットを発売してから、パレットのプラスチック化を積極的に開拓・推進しています。国内のプラスチックパレットのうち、日本プラパレットのシェア率はおよそ30%です。近年、海洋プラスチック問題等によりプラスチック製品の不使用化が進んでおります。しかし、プラスチックは循環する仕組みを構築する事で、資源循環型社会作りへ継続的に貢献ができます。当社では破損などして使えなくなったプラスチックパレットを回収し、粉砕する事で再生原料として再びプラスチックパレットを生産するPallet to Pallet「パレットtoパレット」を推進しています。また、プラスチックパレットは木製に置き換わる事で森林資源の保護に貢献しています。
Pallet to Pallet で循環型社会に貢献
破損したNPCパレットは産業廃棄物では有りません!
もう一度新しいパレットに生まれ変わります!
粉砕機へ投入
粉砕、洗浄する
乾燥させる
粉砕原料となる
リサイクル材使用パレット
日本プラパレット(株)は、大型射出成型機でプラスチック製パレットを製造し、自社ブランドで全国に販売しています。当社のプラスチックパレットはビ-ル、飲料メ-カ-等の食品業界や医薬、家電、精密機械等の製造業界、さらには運輸、倉庫、流通サ-ビス業界など多方面でご利用頂き、物流の合理化にお役立て頂いています。
当社の強み
長年に渡り構築した独自の技術※を駆使し、市場から要求されるパレットを開発する事で国内シェアを増やしています。また、工場ではロボットによる省人化された生産により、一定の品質を維持して量産を行っています。
※軽くて強く、外観も優れた「ガスアシスト成形」の独自技術により、より軽く、より強く、より安くなど、お客様の求める機能を具現化したパレットを作り、物流システムの合理化を通じて社会貢献しています。